こんにちは。今日も晴天で過ごしやすい気候ですね♪
私の地元 佐世保は、11/1~11/3まで「佐世保くんち」(亀山八幡宮の秋の例祭)が行われるので、この天候はありがたい。
長崎くんちほど規模は大きくはないですが、奉納踊り「蛇踊り」もあります。
それも明日が最後になるような話も…近くの方はよかったら行ってみませんか♪
さて、今回の本題「歌う」とは?について書いていきたいと思います。
管楽器指導の際に繰り返される「歌う」についてです。
写真は、実際のレッスン時に説明で書いたものです。
YouTubeなども沢山みて勉強なさっているようなのですが、こぞって歌ってと言われていて、しばらくやってみるもよく分からない、とのことで質問を受けました。
この言葉は、指導の現場でよく使われる気がするのですが、実際にその方法や歌うってこういうことだよって伝えられてる方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
私も中学生の頃など、「もっと歌って!」とか言われたことがあります。
(声に出して)歌うって、誰もがやったことがあることなので、分かる。んだけど、「楽器で歌うってどうするの?」って、思ったことはないですか?
感覚的には学生にも分かる言葉なので、なんとなく指導側と生徒側の意思・感覚の疎通や共有がしやすい、便利な言葉のように思います。
じゃあ、実際に楽器で歌うってどういうことなのか。お伝えしたいのは3つです。
歌うって、まずは「①.音程が取れる」ということだと思います。
歌うと聞くと、何か表情をつけなくては!と思っておかしなクセがついてしまうことが多いように思います。
これが、うたごころ? ゆたかなひょうじょう? うーん。
ドレミで練習している曲が歌えますか?ドレミが難しければ鼻歌からでも♪
音符の並びが下がっているのに、声に出してる音程は上がってませんか?またその逆もですね。
ただ「歌って。」と伝えるだけでは、大人でも学生でも同じで、惨事を生むのです。
そして次に「②フレーズの歌い方を知る」です。
この部分が一番現場で伝えられないところで、専門的なことにもなると思います。
そのフレーズのどう表現するのか。どこを大きくしてどこを小さくするのか。音量はどうするのか。
音楽的な表現って、ある程度決まったものがあります。それはジャンルを超えても同じどころが多くて、言語とつながっていることを感じます。
最後に「③歌詞や情景を思い浮かべる」です。
①②を飛ばしてここに来る方が多いです。
というより、「歌う」と聞くとこうすることを真っ先に思い浮かべますよね^ ^
楽器演奏には言葉がないので、これだけやってみたところで「???」となります。
これで困ってしまうのですよね。
ただこの部分は、音楽を表現する上で欠かせない大切なものであることはいうまでもありません。
その歌詞や情景、メロディーや、もっと言えば作品の背景から何を感じるのか。
そんなその人それぞれの感性の部分はなににも代え難い大切なところです。
以上3つの点で「歌う」とは何かを私なりにお届けしてみました。
質問やご意見など、大歓迎です。ご意見は歓迎しますが批判への返信は出来兼ねますので、建設的な愛あるやりとりとなることを望みます^ ^
最後に。
部活動などでは、先生が一人一人に対して十分に時間を取れることは稀で、指導を受けた際のアドヴァイスを生徒たちは自分で一所懸命考えて練習をします。
そしてまた次の合奏の際に「もっと歌って」と言われる。その繰り返しでついたクセは、本人も何か違うと分かっているのに、なかなか変えることができないです。
この投稿が、何かの、誰かの一助となれますように。
また、大人になって憧れの楽器が演奏できるようになりたくて通い始める音楽教室。
その中でソルフェージュ的なことをどこまで、またはどのように取り入れるかは、講師によりますし、生徒さんそれぞれに必要なことやバランスを見て行うことになるはずですから、それぞれの成長度合いを信じていただいていいと思います。
これからも素敵な音楽Lifeを♪
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次号で。
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